甘やかされるペットたち 豪華ドレスや誕生会、心理相談も
「血統書付きは激減した」「ペットについて話をするとき、まず『保護された子なんです』と口にする人が多い。いわば善意の流行だ」とハーゾグさん。
ニュージャージー州に住むミシェル・ソアレスさんは3年前、病気の子犬「ルーカス」と出会った。まだ学生で仕事もなかったソアレスさんは、クレジットカードのローンで3000ドルの治療費を捻出。「この借金の返済のために仕事を探し始めた」という。
今ではルーカスはすっかり元気になり、ソアレスさんはワイン販売会社のオフィスマネジャーとして働く。
ルーカスにはオーガニックのドッグフードと、自分で料理した卵や鶏肉、野菜などを食べさせる。
ルーカスの一番の楽しみはボールで遊んでもらうこと。毎日午後8時きっかりにボールを取り出し、少しでも遅れると大きな鳴き声を上げる。「まるで自分たちの子どもみたい。実際に、子どもとして接している」とソアレスさんは目を細めた。