円相場100円台に、対ドルで4年ぶり
ニューヨーク(CNNMoney) 外国為替市場の円相場は9日、日銀の金融緩和を好感する流れが続いて1ドル=100円台まで下落し、対ドルで4年ぶりの円安となった。100円を突破したのは2009年4月以来。
米政府が同日発表した統計によると、先週の新規失業保険申請件数は5年ぶりの低水準となった。4月の雇用統計も予想を上回っており、BKアセットマネジメントのキャシー・リエン氏は、堅調な労働市場を受けて米経済に対する楽観的な見方が広がったと指摘する。
同氏の予想では、各国の中央銀行が相次いで利下げを実施していることから、円は105円まで下落する可能性もある。
円は今年に入って対ドルで14%下落した。これを好感して日経平均も上昇を続けている。