日本の4~6月期GDP、年率2.6%増 市場予想を下回る
(CNNMoney) 内閣府が12日発表した日本の4~6月期の国内総生産(GDP)は年率換算2.6%とプラス成長を続けた。市場予想の同3.6%は下回った。
1~3月期のGDP伸び率は年率換算3.8%で、4~6月期はこれに比べてやや減速した。
こうした数字が、消費税率を2014年4月に8%、15年に10%に引き上げるという計画にどう影響するのかが注目される。消費増税が実現すれば税収が増え、公的債務の問題に取り組む日本政府の姿勢が証明される一方、景気減速を招いて、安倍晋三政権の経済成長戦略「アベノミクス」による効果を打ち消してしまう恐れがある。
財務省が9日に発表したところによると、日本の債務残高は今年6月末時点で初めて1000兆円を突破した。14年には債務残高の対GDP比が230%に達するとみられる。経済開発協力機構(OECD)は、日本にとって債務の対GDP比の上昇を止め、下降に転じさせることが非常に重要だと指摘している。