エアバス、日本航空と初の受注契約 A350を31機納入へ
ロンドン(CNNMoney) 欧州航空機大手エアバスは7日、日本航空から新型旅客機「A350」31機を受注する契約を結んだ。
日本の航空会社がA350を発注するのは初めてで、31機で計95億ドル(約9200億円)。両社は共同記者会見で、2019年に運航を開始する計画を示した。
日本の航空機市場ではライバルの米ボーイングが圧倒的優位に立ってきたが、同社の最新鋭、787型機「ドリームライナー」は今年1月にバッテリー問題で運航停止になるなど、トラブルが相次いでいる。
エアバスは競合機A350の受注を足がかりとして日本市場に食い込み、ボーイングの優位を脅かしたい構えだ。アナリストらによれば、エアバスは日航に50%以上の値引きを提示したとみられる。