飛行中の機内で脱出用シューター開放、緊急着陸 負傷者なし

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飛行中の機内で脱出用シューター開放

(CNN) 米大手のユナイテッド航空は3日までに、米シカゴからカリフォルニア州へ飛行中の国内便の機内で脱出用シューターが誤って作動し、カンザス州ウィチタへの臨時着陸を強いられる事態が起きたと報告した。

同便には乗客96人、乗務員5人が搭乗していたが、けが人はいなかった。シューターの誤作動が起きた際、乗客は全て着席しており、動転して搭乗ドアを開けようとするなどの混乱はなかったとしている。

乗り合わせていた乗客は、機内の気圧低下の兆候もなく、乗務員は事態に冷静に対処したと述べた。

同便はシカゴのオヘア国際空港発、カリフォルニア州オレンジ郡のジョン・ウェイン空港行きで、機材は米ボーイング社製の737型機。誤作動は機内後部で発生していた。

米国では昨年11月、ボストンへ向かって飛行中の格安航空ジェットブルーの機内で脱出用シューターが作動し、フロリダ州オーランドへ臨時着陸する騒ぎが発生。

2008年には、米大統領選に立候補していたオバマ大統領が乗るチャーター機でも同様の異変が起きていた。米国家運輸安全委員会(NTSB)は、チャーター機での不具合はシューターが機内床面に適切に固定されず、離陸角度が通常より急だったためずれたのが原因と断定していた。

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