中国GDP伸び率7.4% 政府目標届かず
香港(CNNMoney) 中国国家統計局が20日に発表した2014年の国内総生産(GDP)は、前年比7.4%増にとどまった。政府は7.5%増を目標としていた。
昨年10~12月の伸び率は前年同期比7.3%と、約6年前の世界金融危機以来の低水準になっていた。
中国のGDPは過去30年間にわたって10%の急成長を続けたが、12年と13年は伸び率7.7%に減速。政府と企業の債務拡大や不動産市況の悪化が懸念されている。
政府はインフラ整備事業の加速や利下げなどの対策を講じてきた。上海と香港の株式相互取引も開始したが、投資家の反応は振るわなかった。一方で専門家によれば、世界的な原油安は中国経済への追い風となることが期待される。
中国政府は、今年のGDP伸び率の目標を3月の会合で決定する。