AK47、米国で製造へ 対ロ制裁の禁輸受け
ニューヨーク(CNNMoney) 米銃器メーカーのRWCは、対ロシア制裁で禁輸品となったロシアのカラシニコフ銃「AK47」を米国内で製造すると発表した。製品名もAK47の名称をそのまま利用する。
同社はこの発表を、ラスベガスで開かれている銃の展示会のカラシニコフUSAブースで行った。AK47の米国での商標権はRWCが持っている。
RWCはこれまでAK47の輸入販売を手掛けていたが、ウクライナ問題で米政府が昨年7月、ロシアに制裁を科したことにより、米国への輸入ができなくなった。AK47の本家であるロシアのカラシニコフ社と連絡を取ることも認められないという。
トーマス・マクロシン最高経営責任者(CEO)によれば、今のところはまだ十分な在庫があるが、在庫が尽きればそれ以上の輸入はできなくなる。そこで今年4月以降、新しい工場で米国製のAK47製造に乗り出すことにした。
AK47は第2次世界大戦後の旧ソ連で製造され、世界中に広まった。中国や欧州、米国など世界各地で模造品も出回っている。