米就業者数が28万人増、予想上回る 5月雇用統計
職種別では、高技能職を始めとする幅広い分野で雇用が増加。サービス業や医療が増加したほか、マーケティングや会計などの業種でも増加した。建設業の雇用も伸びている。
唯一足を引っ張ったのがエネルギー業界。天然ガスや石油価格の低下を受け、引き続き雇用を削減している。鉱業でも雇用が失われた。ただ、今回の統計が全体として強い数字であったことには変わりない。
FRBは17日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合を開く予定で、雇用統計の伸びは良いタイミングだ。FRBが6月に利上げに踏み切ることはないとみられるが、経済情勢の改善が続けば約10年ぶりとなる利上げが実現する日もきそうだ。