ビール大手幹部が飲酒運転で事故、即時解雇 ドイツ
ロンドン(CNNMoney) 世界最大のビール会社アンハイザー・ブッシュ・インベブは4日までに、同社のドイツ担当業務責任者がミュンヘン市近くで飲酒運転による交通事故を引き起こし、即時解雇の処分を受けたと発表した。
処罰を受けたのはティル・ヘドリッヒ氏で、責任者の職の在任期間は4カ月に満たなかった。事故は今年4月、ミュンヘン南部にある高速道路上で発生。同氏はかなり酔った状態で運転していたという。
事故には別の3人も巻き込まれていたが、重傷者はいなかった。
同社の広報担当者は、解雇は論理的な帰結の措置と受け止められると指摘。バドワイザー、バドライトやコロナなどのブランドを持つ同社は飲酒運転に厳しい見方をしており、社員には対しては「模範となって、決して飲酒運転をしないこと」を求めている。
同社はドイツで同国製ビールの売り上げでは世界でトップのブランドであるベックスを製造している。同社の本社はベルギーにある。