米マクドナルドの朝食メニュー、終日提供へ 10月から
ニューヨーク(CNNMoney) 米ファストフード大手マクドナルドは、10月6日から全米の店舗で朝食メニューの終日提供を開始すると発表した。
マクドナルドは業績不振から抜け出すためにさまざまな対策を打ち出しており、朝食メニューの終日提供もその一環。10月6日からはマフィンやビスケット、ホットケーキ、ソーセージブリトーなどのメニューを終日注文できるようになる。
顧客から要望の多かった朝食メニューの終日提供は3月から試験的に導入され、フランチャイズ店は10月からの導入に備えるよう通知されていた。
同社は2014年の決算が15%の減益となり、今年3月に就任したスティーブ・イースターブルック最高経営責任者(CEO)は組織再編やフランチャイズ店増設などの計画を打ち出した。ただ、メニューの品質向上やブランドイメージの回復についてはあまり詳しい内容を明らかにしていなかった。
競合各社もタコベルが若者をターゲットにした広告を展開するなど朝食メニューに力を入れている。
フランチャイズ店にとっては新しい機材導入などの経費もかさむ。店舗当たりのコストは500~5000ドル(約6万~60万円)になるとマクドナルドは試算、こうした経費負担を支援すると表明している。