店頭の牛ひき肉「全てに病原菌」 米消費者情報誌が調査
コンシューマー・リポーツの専門家によると、これは肉牛を処分する過程で糞便(ふんべん)に汚染されるケースが多いことを物語る数字だという。
さらに、非持続可能系の18%、持続可能系の9%からは、医薬品に使われる主な抗生剤3種類に対して耐性を持つ抗生菌が見つかった。
今回の検査で見つからなかったO157についても、店舗で売られている少数のひき肉の中に潜んでいる可能性はあるとコンシューマー・リポーツの専門家は指摘する。米国人は平均すると、年間約22キロの牛ひき肉を消費しているという。
別の専門家は適切な手順で調理を行うことが重要だと指摘。肉を低温に保つことや手洗い、生肉の触れた表面の洗浄、料理する肉はしっかりと中まで通すことなどを挙げた。