ビール世界最大手、12兆円超でライバル買収に合意
ニューデリー(CNNMoney) ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブは14日までに、ライバルの英SABミラーを680億ポンド(約12兆5000億円)で買収することで合意した。規制当局の承認が得られれば、売上高約6兆5000億円超の巨大ビールメーカーが誕生することになる。
合併後の会社は売上高世界トップ20銘柄のうち9銘柄を保有する。買収規模はビール業界では過去最大で、全業界でも5位以内に入る規模となる。
インベブはSABミラーの株主の大半に対し、1株あたり44ポンドを提案する見通し。買収のうわさが浮上する前の株価に約50%を上乗せした形だ。
両社は今回の合意について、規制当局の承認を得なければならないため、「可能性のある合意」としている。合意が失敗に終わった場合、インベブは、違約金として30億ドルをSABミラーに払う見込み。