サウジ、原油安は「長期間」対応可能 減産受け入れを否定
原油価格は1年半あまりで1バレル当たり100ドル超から同27ドルまで急落した。これによりサウジも大きな痛手を被っている。同国政府は石油による歳入減に対応するため歳出削減案を発表。国内のガソリン価格も50%引き上げた。
ファリ会長は「もし原油安が続いても、サウジは極めて長い期間持ちこたえることができるだろう。もちろんそんな事態にならないことを望んでいるが」と語った。
ファリ氏の見方では、現在の石油価格は「不合理」ではあるがすぐに上昇することも考えにくい。「短期的には先行きは暗い」という。