五輪控えるリオ州、深刻な財政難で非常事態を宣言
南米最大の規模を誇るブラジル経済は過去数カ月間、1930年代以降では最悪とされる減速にあえいでいる。政府統計によると、国内総生産(GDP)は今年1~3月の第1四半期にマイナス5.4%と萎縮した。特に、石油資源が豊富なリオデジャネイロ州は原油価格の下落で大きな打撃を被った。
一方、リオデジャネイロ市のパエス市長はツイッターで州の今回の対応策と距離を置き、市の財政状態は間違いなく健全であると強調。市が責任を負う競技施設や関連事業の多くは既に工事が終了していると主張した。