リオ五輪、31選手出場禁止か IOCの再検査で陽性反応

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IOCはドーピング阻止の一環として過去の五輪で採取した検体の再検査を実施している

IOCはドーピング阻止の一環として過去の五輪で採取した検体の再検査を実施している

(CNN) 国際オリンピック委員会(IOC)は17日、今年8月に開幕するリオ五輪に出場する見込みの31選手について、禁止薬物の使用を理由に大会から除外される可能性があると発表した。2008年の北京五輪で採取した検体を再検査した結果、当該の選手らに陽性反応が出たためだという。

31選手それぞれの氏名や国籍は明かされていないが、IOCによれば出場禁止となり得る選手は12カ国、6競技にわたる。関係する12カ国のオリンピック委員会には数日中に連絡するという。

IOCはさらに、12年のロンドン五輪に出場し、リオ五輪にも参加するとみられる選手250人についても検体の再検査を実施。また、他の選手の失格によってメダルを獲得したすべての選手に対しても、検体の再検査を義務付けるとしている。

IOCのバッハ会長は声明で「一連の措置は不正を働く者たちにとって大きな打撃になる。このようなやからを勝たせてはならない」と強調。「検体は10年間保存する。不正を働いた選手が心の平安を得ることは決してない」と述べた。

五輪でのドーピング問題をめぐってはこのほど、ロシアの検査機関の所長を務めていたグリゴリー・ロドチェンコフ氏が米紙ニューヨーク・タイムズの取材に対し、2014年のソチ冬季五輪でメダリストを含む複数のロシア人選手が禁止薬物を使用していたことを認めて物議を醸していた。

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