五輪聖火がブラジル到着、シリア難民少女もリレー走者に
ブラジリア(CNN) 8月に開幕するリオデジャネイロオリンピックの聖火が3日、ブラジルに到着した。
首都ブラジリアで開かれた式典では、大統領宮殿でルセフ大統領がトーチに聖火をともすと、子どもたちから歓声が上がり、空軍のジェット機が上空を飛行した。市内では大統領支持派と反対派それぞれの集会も行われた。
聖火リレーの最初の走者は、過去に2度の金メダルを獲得したバレーボール女子のファビアナ・クラウジノ選手。この日のリレーではサーフィンのガブリエル・メディナ選手やシリア難民の少女ハナン・ハレド・ダッガさん(12)がトーチを引き継いだ。
ハナンさんはブラジルが過去2年で受け入れたシリア難民約2000人の1人。白とゴールドのユニホーム姿で400メートルを完走してCNNのインタビューに答え、「もう自分を難民とは感じない。ブラジル人と感じている」と語った。