米当局、ホンダ車に使用中止勧告 5割にエアバッグ破裂リスク
ニューヨーク(CNNMoney) 米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は30日、ホンダ車30万台あまりのオーナーに対し、直ちに使用を中止してタカタ製のエアバッグを交換するよう促した。
NHTSAによると、実験の結果、「ホンダ」と「アキュラ」のブランドで販売されている乗用車は、事故でエアバッグが展開すると50%の確率で破裂することが分かった。それ以外の車の場合、破裂する確率は1%にとどまる。
「このリスクは重大だ。これ以上の死者や重傷者を出さないために、今すぐ修理する必要がある」とNHTSAは呼びかけている。
ホンダはリスクが高いとされた30万台全車分の交換用パーツを確保しているという。
対象となるのは、「ホンダ」ブランドのシビック、アコード、CR-V、オデッセイ、パイロット、および高級車「アキュラ」のTL、CLなどの2001~03年モデル。