米デルタ航空にシステム障害、世界各地で乗客足止め
ニューヨーク(CNNMoney) 米デルタ航空のコンピューターシステムで8日に障害が発生し、便の遅れや欠航が相次いで世界各地の空港で何十万人もの乗客が足止めされた。捜査当局は、事件性はなさそうだとの見方を示している。
デルタ航空によると、本社のある米アトランタで同日未明に停電が発生した。同地の電力会社はスイッチギアと呼ばれる装置の不具合が原因だったと説明、影響が出たのはデルタだけだったとしている。
米東部標準時の8日午前8時40分には地上待機命令が解除され、一部の便の運航が再開されたが、遅れや欠航などの影響は終日続いた。
同日午後3時40分の時点で、デルタ航空はこの日予定していた約6000便のうち2340便を運航したが、650便以上は欠航となった。欠航便はさらに増える見通しで、完全復旧には数日かかる見通し。
専門家は、便の運航がほぼ正常に戻るのは早くても10日になると予想している。