ビッグマックの生みの親、M・デリガッティ氏が死去 98歳
ニューヨーク(CNNMoney) 米ファストフード大手マクドナルドの看板メニュー「ビッグマック」の生みの親として知られるマイケル・デリガッティ氏が死去したことが1日までに分かった。98歳だった。
デリガッティ氏はペンシルベニア州ユニオンタウンでマクドナルドのフランチャイズ店を経営していた1960年代半ばに、のちにビッグマックとなる2層式のハンバーガーの開発に着手。特製ソースの完成には2年を要したという。
デリガッティ氏は67年に自らの店で、ゴマを振ったバンズにビーフパティと特製ソース、レタス、チーズ、ピクルス、タマネギをはさんだビッグマックの販売を開始。翌年には全米のマクドナルドで提供が始まった。
現在では世界100カ国以上で年に9億個ものビッグマックが販売されている。
デリガッティ氏はペンシルベニア州西部で48店舗を運営、米国有数のマクドナルドのフランチャイズ店経営者となった。
マクドナルドはツイッターで「自分の作ったものが米国の風物の1つになるなんて思いもしなかった」というデリガッティ氏の言葉を引用し、その死を悼んだ。
マクドナルドによれば、レシピは1967年当初から変わっていないという。