OPEC、8年ぶりに減産で合意 原油価格は上昇
ウィーン(CNNMoney) 石油輸出国機構(OPEC)は11月30日、加盟国全体で1日あたり120万バレルの減産を行うことで合意した。この合意を好感して原油価格は約9%上昇し、1バレルあたり49.20ドルとなった。
来年1月以降、1日あたりの生産上限は3250万バレルとなる見通し。現行の上限は3360万バレル。
議長国カタールのサダ・エネルギー産業相は「今回の合意はOPEC加盟国の非加盟国や世界経済の健全性に対する責任感から生まれたものだ」と述べた。
サダ・エネルギー産業相によれば、減産に反対したインドネシアは加盟国資格が一時停止となった。
今回の合意により、OPEC加盟国の大半は原油の生産量を約4.6%減らすことになる。OPEC最大の産油国であるサウジアラビアでは、1日に約50万バレルの減産となる。