エアバス、A380機の製造続行 乗客収容能力の拡大検討
ロンドン(CNNMoney) 航空機製造大手の欧州エアバス・インダストリーは12日までに、需要減が目立っている総2階建ての巨大旅客機A380の生産は今後も続行する考えを明らかにした。同社のジョン・リーヒー最高執行責任者(COO)が表明した。
今後15年間にわたり空の旅の需要が倍増するとの予測に基づく判断で、超大型旅客機の発注も上昇に転じると見ている。ただ、同COOはA380の事業は期待外れの結果に終わったことは認めた。
エアバスは同型機の需要が低迷していることを受け、収容可能な乗客数を増やすことを検討。同社のファブリス・ブレジエ最高経営責任者(CEO)は輸送乗客を50人近く増やす計画に取り組んでいることを明らかにした。
A380を就航させている大半の航空会社は約500人程度を運べる座席配列を採用している。