トランプ氏の移民政策に抗議、飲食店など一斉休業へ 米
ニュージャージー州で飲食店チェーンを経営するメキシコ移民のウジエル・アリアス氏も、4店すべてで休業を予定している。約60人の従業員は全員が移民または移民の家族。16日の賃金は支払う予定だといい、約2万ドルの損失が出る見通しだが、「自分の信条に従って行動することは、お金よりも大切」とアリアス氏は言う。
スペイン移民の有名シェフ、ホセ・アンドレス氏も、傘下の5店を閉店すると発表した。損失は10万ドルに上る見通しだが、抗議運動は「プライド」と「力」を示す機会と位置付ける。
アンドレス氏は現在、トランプ・インターナショナル・ホテルにあるレストランのリースを巡り、トランプ氏と裁判で争っている。
ほかにもメリーランド州の会計事務所が抗議運動に賛同しているほか、アイオワ州デモインのスペイン語新聞によれば、同地域ではラテン系経営者の商店など120店が閉店する見通し。賛同店は200店に増えると同紙は予想している。