中東出発便の電子機器持ち込み禁止、米国に続き英国も

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規制対象となった各空港には、保安検査上の問題があるという

規制対象となった各空港には、保安検査上の問題があるという

機内持ち込みが禁止されるのはノートパソコン、カメラ、タブレット、電子読み取り装置、ポータブルDVD、電子ゲーム機、プリンター、スキャナーなど。こうした機器の多くはリチウムイオンバッテリーを搭載している。医療機器については引き続き持ち込みを認める。

もし航空会社が96時間以内に禁止措置を実行に移さない場合は、「米連邦航空局(FAA)と連携して免許を取り消し、米国行きの便を運航させない」(米政府高官)方針。

別の当局者によれば、具体的なテロ計画の情報をつかんだわけではなく、米当局は以前からこうした措置について検討していたという。

米当局者は今回の措置の背景として、国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ」が、金属をほとんど使わない爆弾を電子機器の中に隠す技術を完成に近付けているという情報を入手したと語った。

規制対象とした空港は、保安検査に問題があり、テロリストが空港職員に紛れ込む可能性もあることから特に懸念が大きいとしている。乗務員は電子機器持ち込み禁止の対象にはならない。

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