スターバックス、従業員24万人雇用へ 世界で21年までに
ニューヨーク(CNNMoney) 米コーヒーチェーン大手のスターバックスは、22日に行った年次株主総会で、2021年までに全世界で従業員24万人を新たに雇用する計画を明らかにした。このうちの6万8000人は米国での雇用となる見通し。
従業員の大幅な増加は、海外での事業の拡充を念頭に置いた取り組みとみられる。同社は現在、中国で1日1店舗のペースで新たなチェーン店を開設しているほか、イタリア市場に進出する計画も先ごろ発表した。21年までに全世界で1万2000店を新たにオープンするとしている。
従業員については退役軍人とその配偶者2万5000人を25年までに新たに雇用すると約束。また学校へ通わず仕事にも就いていない若者を20年までに10万人雇用する計画も掲げる。
中東・アフリカの7カ国から米国への入国を禁止したトランプ米大統領の大統領令を受け、難民1万人を雇用する考えも示した。
同社のハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は来月3日にCEO職を退く。後任のケビン・ジョンソン氏もシュルツ氏の方針を受け継ぎ、企業活動と社会貢献とを両立させていくとみられる。