サウジ勅令、公務員に23日連続の公休与える
ドバイ(CNNMoney) サウジアラビア政府は21日、イスラム教のラマダン(断食月)の終了などに伴い国家公務員に23日連続の休暇を付与するとの勅令を出した。
公務員となっているサウジ国籍保有者の70%、人数にして300万人以上がこの恩恵に浴することになる。休暇延長の背景要因については不明だが、副皇太子の皇太子への昇格を発表する勅令の中に盛り込まれた。
勅令は、ラマダン明けの大祭「イード」に伴う休暇を従来の日数から1週間拡大したもの。サウジ政府は従来、公務員に対し断食月の最後の10日間は勤務不要とし、大祭の休暇にも一定期間の休みを与えていた。
休暇は既に今月16日から始まっており、勅令により職場への復帰は来月9日になる予定。
世界のイスラム諸国は現在、ラマダンの最中で、大祭の休暇は来週から始まる。
今回の休暇延長の勅令はソーシャルメディア上で熱い話題となっており、「勅令はなぜ民間企業を置き去りにするのか。サウジの国民でないかのような扱いだ」などの書き込みがあった。