米フォード、バス事業でNYに進出 ルートは乗客が「決定」
ニューヨーク市では、1回の乗車賃が4ドルで、地下鉄やバスの2.75ドルに比べやや割高だ。各バンは無料のWi-Fiを搭載する。車内では音声通話は禁止だが、飲食は自由だ。
ニューヨーク市は地下鉄、バス、タクシー、フェリーなど交通手段は豊富だが、チャリオットのようなサービスへの需要はまだある、と同社の最高経営責任者(CEO)、アリ・バハーブザーデ氏は自信を見せる。
バハーブザーデ氏はチャリオットについて、大規模交通システムの拡大につながるもので、置き換えようとしているのではないと述べた。
ニューヨーク市の中心部にあるマンハッタン区では地下鉄網が十分に整備されているが、他の4区ではマンハッタンほど交通網が充実していない。チャリオットは、特に公共交通網が十分に整備されていない、いわゆる「交通砂漠」と呼ばれるエリアで、地下鉄とバス路線の隙間を埋める理想的なサービスとなりうる、とバハーブザーデ氏は語る。
現在、チャリオットはニューヨーク以外に、サンフランシスコ、シアトル、オースティンの4都市で通勤バン事業を展開している。