日産が自動運転タクシーの実証実験、来年3月実施
香港(CNNMoney) 日産自動車は5日、自動運転タクシーの実証実験を来年3月に横浜市の同社本社周辺で実施すると発表した。
「Easy Ride(イージーライド)」と名付けた新たなサービスに向けた実験で、同社の電気自動車(EV)「リーフ」をベースにした自動運転車2台を使う。IT大手のディー・エヌ・エー(DeNA)も参加する。
Easy Rideは、利用者が専用のアプリを使って無人タクシーを呼び、料金を支払うことができるシステム。ただ実験では緊急事態に備えてドライバーが同乗する。
日本の主要自動車メーカーによる自動運転タクシーの実験は初めて。日本企業はかつて電子、自動車業界を主導する存在だったが、自動運転の技術では米企業に遅れをとっているとの見方が強い。
日産のカルロス・ゴーン会長は今年、無人タクシーのサービスを2022年までに開始し、電気自動車の生産も拡大したいと表明していた。
米国ではゼネラル・モーターズ(GM)が先週、自動運転タクシーのサービスを19年にも開始する構えを示した。
米グーグル系のウェイモも先月、米アリゾナ州フェニックスでドライバーが同乗しない自動運転タクシーの実験を開始すると発表した。