米ピザ大手「パパ・ジョンズ」、NFLのスポンサーから撤退
ニューヨーク(CNNMoney) 米ピザチェーン大手「パパ・ジョンズ」は27日、米プロフットボールリーグ(NFL)とのスポンサー契約の打ち切りを表明した。
スティーブ・リッチー最高経営責任者(CEO)が同社の四半期決算とともに発表した。
パパ・ジョンズは2010年以降、NFLのスポンサーとして契約を結んでいた。NFLに加盟する22チームとの提携は今後も継続するという。
同社では昨秋、当時のジョン・シュナッターCEOが株主らの前でNFLを批判し、波紋を呼んでいた。
シュナッター氏は、NFLの一部選手が国歌斉唱での起立を拒否する抗議行動の影響でピザの売り上げが落ちたと主張。「問題の芽を早く摘み取っておくべきだった」「この論争で顧客や国民全体が分裂している」と発言した。
同社は後日ツイッターを通し、対立をあおるつもりは全くなかったと謝罪した。シュナッター氏は昨年末に退任した。
リッチー氏は契約打ち切りについて、双方の意思だと説明した。NFL側のコメントは得られていない。
同社が発表した北米での売上高は、昨年同期に比べて3.9%減。株価は昨年6月から30%あまり下落している。