アップル株の好調続く 時価総額1兆ドル突破も間近
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルの株価が上昇を続けている。同社の時価総額は約9450億ドル(約104兆円)に達し、まもなく1兆ドルを突破する見通しだ。
アップル株は今年、市場の平均をはるかに上回る13%以上の伸びを記録した。あと6%上昇すれば、時価総額1兆ドルのラインに届く。
売り上げや収益の拡大を持続させるためには新製品が必要との見方もあるが、昨年秋に発売された「iPhone(アイフォーン)8」「iPhoneX」が中国や日本を中心に好調な売れ行きを示し、アプリ提供サービス「アップストア」の収益も大きく伸びている。今年1~3月期の売上高は16%増を記録した。
5月初めには著名投資家のウォーレン・バフェット氏がアップル株を7500万株近く追加取得したことが明らかになり、株価はさらに上がった。
米IT業界ではアマゾン株も史上最高値を更新し、同社の時価総額は8000億ドルを超えた。マイクロソフトとグーグルの持ち株会社アルファベットの時価総額はそれぞれ7750億ドル超。個人情報流出問題で揺れるフェイスブックも株価は最高値に迫り、時価総額が5600億円に届きそうだ。
この5社を合わせた時価総額は約3.9兆ドルに上っている。