米アップルの1~3月期、純利益は25%増の1.5兆円
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは1日、2018年1~3月期の決算を発表し、純利益は前年同期比25%増の138億ドル(約1兆5100億円)だったと明らかにした。売上高は同16%増の610億ドル。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売台数は5220万台と3%増にとどまったが高級モデルの販売が収益の改善に寄与した。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)によれば、1~3月期は、iPhoneの「X(テン)」が発売以来、毎週最も売れたモデルとなったという。
アップルはまた、1000億ドル規模の自社株買いを行うことを明らかにした。
決算報告を受け、アップルの株価は時間外取引で3%上昇した。
アップルの株価は先月、主要な半導体メーカーから低調な需要が継続するとの見方が出たことを受けて、下落していた。
こうした懸念の多くは新型の「X」に向けられていた。フルスクリーンや顔認識機能などを搭載しており、投資家からは上位機種への買い替えが進む要素になるとみられていた。しかし、999ドルという価格設定が高すぎるとの声も上がっていた。