マスク氏が売り出した火炎放射器、引き渡し直後から「転売」
ニューヨーク(CNNMoney) 米起業家イーロン・マスク氏のトンネル掘削会社「ボーリング・カンパニー」が今年初めに売り出した特製の火炎放射器の発送が先週から始まった。その直後から、オークションサイトのイーベイに高値で出品されている。
火炎放射器は同社の宣伝用グッズとして、マスク氏が昨年12月に発売を表明した。離れた場所に液体燃料を噴射する一般的な火炎放射器とは違う、大型ガスバーナーのような商品で、価格は500ドル(約5万5000円)。
マスク氏が2月に語ったところによると、予約受付開始からわずか4日で完売していた。
その第1陣がようやく注文者の手元に届いた。9日にはロサンゼルス市内で引き渡しのイベントが開催された。
イーベイにはその数時間後から、ボーリング・カンパニーのロゴ付き火炎放射器が登場。10日午後の時点で、3000ドル弱から2万ドルまで数点の本体が出品されている。取扱説明書も250ドルで売りに出ている。
同社の火炎放射器に対しては、「危険な冗談」との批判が多数寄せられていた。マスク氏はこれにも冗談で返し、9日のツイートで「利用規約」を紹介。「家の中では使わない」「配偶者に向けて噴射しない」「危険な使い方をしない」「ベストな使い道は(表面を焦がして仕上げる菓子の)クレームブリュレ」という項目を挙げた。
First 1000 Boring Company Flamethrowers being picked up today! pic.twitter.com/hBMp5fGzAB
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年6月9日