米サウスウエスト便で相次ぐ機械系トラブル、数百便が欠航に
ニューヨーク(CNN Business) 米サウスウエスト航空が先週後半以来、相次ぐ機械系のトラブルによって数百便の欠航を余儀なくされる非常事態に陥っている。
同社は技術者が総動員で対応に当たる方針だとしているが、今も問題は解決できていない。
サウスウエスト航空は19日、750機が問題に見舞われていると述べ、「速やかに機体の運航を再開し、お客様に搭乗してもらえるよう、総動員でメンテナンスに当たる必要がある」とした。
19日現在、メンテナンス問題を抱えている機体は、平時の平均の2倍以上に当たる40機以上。この影響が波及して全米のサウスウエスト便が混乱に陥った。
航空情報サイトの「FlightAware」によると、サウスウエスト便は19日、運航便の約4%に当たる186便が欠航となり、730便に遅れが出ている。
サウスウエスト航空に対しては、預入荷物の重量を巡って米連邦航空局(FAA)が調査に乗り出している。FAAは18日、この問題について2018年2月から調査を開始していたことを確認した。
米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、係員のミスが原因で操縦士が離陸時に行う重量計算に誤りが発生。離陸時の重量が、実際の重量よりも450キロ以上軽い計算になっていた。
サウスウエスト航空は、重量とバランスの問題については既に対策を講じたとしている。