ローゼンスタイン司法副長官、3月半ばに辞任へ
(CNN) 米国のローゼンスタイン司法副長官が3月半ばに辞任する見通しとなった。司法省当局者が18日、CNNに語った。
ローゼンスタイン氏は、トランプ大統領が昨年11月に解任したセッションズ前司法長官の後任にウィリアム・バー氏を充てる人事が14日に議会で承認されたことを受け、近く退任するとみられていたが、具体的な時期は確定していなかった。
同氏はロシアによる米大統領選介入問題を調べるマラー特別検察官を任命し、捜査を監督する立場にあった。来月辞任するとの決断は、マラー氏の捜査が完了に近付いていることを示す兆候との見方もある。
ローゼンスタイン氏をめぐっては、過去にトランプ氏の解任を画策していたとの情報があり、マケイブ前連邦捜査局(FBI)副長官がテレビ番組で当時の話し合いを説明して波紋を呼んだばかり。ただし司法省は、マケイブ氏の説明は不正確だと主張している。
辞任の考えを確認した当局者も、マケイブ氏の最近の発言は無関係だと述べ、もともと後継者への引き継ぎを済ませたタイミングで辞任する予定だったと強調した。
バー氏はすでに、ローゼンスタイン氏の後任にローゼン運輸副長官を指名する意向を固めたとされ、今週中にも発表するとみられている。