世界初、コカ・コーラがアルコール飲料を販売 日本限定
(CNN) 飲料大手のコカ・コーラが同社史上初めて、アルコール飲料の販売に乗り出す。ただし今のところ、米国への上陸は期待できそうにない。
コカ・コーラ広報は23日、アルコール飲料の「檸檬(れもん)堂」を日本で10月から本格的に売り出す計画を明らかにした。
檸檬堂は九州限定で2018年5月から先行発売されていた。アルコール分は3~7%。焼酎と炭酸水、香料が含まれる。
日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長によると、檸檬堂は当面、コカ・コーラが販売する唯一のアルコール飲料になる見通しだ。市場の特定の層のみを狙って開発したことから、日本限定の製品になりそうだという。
コカ・コーラでは、こうしたアルコール飲料の世界展開は予定していないとガルドゥニョ社長は述べ、「この国の文化は非常に独特なので、ここで生まれた製品の多くはここにとどまる」と説明した。
それよりも同社は、コークとカフェインを成分とする「コカ・コーラ・プラスコーヒー」の方に期待を寄せる。同社が5月に明らかにしたところでは、こちらの製品は2019年末までに世界25カ国・地域で発売を予定している。米国では2020年にもデビューする見通し。