英次期首相に離脱強硬派ジョンソン氏、トランプ氏は歓迎
(CNN) 英次期首相を決める与党・保守党の党首選で欧州連合(EU)離脱強硬派のボリス・ジョンソン前外相(55)が選出されたことを受け、トランプ米大統領は同氏が素晴らしい首相になるとツイートして祝意を表した。
ジョンソン氏はロンドン市長を経て2016年に外相となり、EU離脱の是非を問う同年の国民投票で離脱派を主導した人物。23日の党首選では得票率66%で対立候補のハント外相を破った。
トランプ氏は同日、保守系の高校生らが集まった会合での演説で、ジョンソン氏が「英国のトランプ」と呼ばれていることに言及。「(英国民は)それがいいことだと言っている。私のことが好きなのだ。かれらはそれを望み、必要としているのだ」と述べた。
ジョンソン氏の父スタンレー・ジョンソン氏もCNNに、息子とトランプ氏はうまくいくだろうと語り、「2人は髪型も似ている」と指摘した。ただし、英国が米国にあまりにも「卑屈」な姿勢で追従することのないよう、注意するべきだと警告した。
ジョンソン氏がこれまで厳しく批判してきたメイ首相は、24日に辞任する。同氏はツイッター上でジョンソン氏に祝意を表し、「全面的な支持」を約束した。