補助犬が乗務員噛む、5針縫うけが 米旅客機

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乗客を心理的に支える役目を果たす犬が男性乗務員をかむ出来事があった/Getty Images

乗客を心理的に支える役目を果たす犬が男性乗務員をかむ出来事があった/Getty Images

(CNN) 米大手アメリカン航空は28日までに、搭乗していた乗客を心理的に支える役目を果たす犬が男性乗務員を噛(か)み、5針縫うけがを負わせる騒ぎがあったと報告した。

この犬の種類や乗務員を噛んだ経緯は明らかでない。

騒ぎがあったのは同航空が地域路線で提携するエンボイ航空のテキサス州ダラス発、ノースカロライナ州グリーンズボロー行きの便。

被害者の乗務員はグリーンズボローに到着した際、医療関係者が診断したが手当ては施されず、指示を受けてダラス・フォートワース空港に戻った際、5針縫ったという。

乗務員組合は今回の騒動を受け、米運輸省に類似の事態の再発を防ぐための善処を要請。声明で、組合は長年、訓練された犬が機内で乗客を助ける役目を支援してきたとしながらも、乗客の精神的な安定を助ける動物では適切な基準を設けることを求めるとも主張した。

アメリカン航空は今年3月、精神的な支援に当たる動物に関する社の方針を改訂。何らかの介添えの役目を果たす動物については、犬、猫や小さい馬種のミニチュアホースを受け入れるとし、精神的な支援に当たる動物としては犬と猫を認めていた。

精神的な支援に当たる動物を機内に搭乗させたい場合、該当の動物の獣医学的な健康証明書や予防接種の履歴の詳細の提示も必要とした。

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