米ピザハット、植物由来パテ使ったピザを試験販売 ボックスは丸形
ニューヨーク(CNN Business) 米ピザハットが植物由来のパテを使ったピザの試験販売を開始した。ビザボックスは丸形のものを新しく採用するなど、環境問題に関心のある消費者を引き付けたい考え。
ピザハットはアリゾナ州フェニックスで、「ガーデン・スペシャリティー・ピザ」を期間限定で販売。ピザには米ケロッグの植物由来のパテ「インコグミート」を利用したイタリアンソーセージなどがトッピングされている。
米ケロッグの植物由来のパテ「インコグミート」/Kellogg Company
植物由来のパテを使ったピザや、丸形のボックスで環境問題に関心のある消費者を引き付けられるかもしれない。植物由来のパテは動物由来のものと比べると使う水の量や排出される二酸化炭素などの量が少ない。また、丸形のボックスは従来の箱型のものよりも包装が少なくて済む。
ピザハットによれば、2年間かけて丸形のボックスの開発を行った。今まで発表したもののなかで最も革新的なパッケージングだとしている。
植物由来のパテを使った製品の試験販売に取り組んでいるのはピザハットだけではない。
ダンキンは先ごろ、ビヨンド・ミートによる植物由来の人工肉を使ったサンドイッチを11月から全米で販売すると明らかにした。バーガーキングも1カ月の試験販売をへて、植物由来の人工肉を使った「インポッシブル・バーガー」を全米で販売すると発表していた。