レバノン検察、ゴーン被告を渡航禁止に
ベイルート/ロンドン(CNN Business) レバノン検察は9日、日本から逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告に対し、渡航禁止を命じたことを確認した。
ゴーン被告はこの前日、レバノンで各国のメディアを前に記者会見し、日本から逃亡した理由を語っていた。
レバノン検察によると、渡航禁止により、ゴーン被告はレバノンから出国できなくなる。
レバノンは2日、国際刑事警察機構(ICPO)からゴーン被告に対する「レッド・ノーティス」と呼ばれる手配書を受け取ったことを明らかにし、同被告が日本の警察に指名手配されていることを確認していた。
レッドノーティスでは、司法当局に対して逃亡者の逮捕を求める強制力はない。レバノンと日本は犯罪人引き渡し条約を締結しておらず、レバノン当局者は、ゴーン容疑者が合法的にレバノンに入国したと語っていた。