米大手スーパー各社、店頭レジにアクリル板設置 飛沫感染を防止
ニューヨーク(CNN Business) 米国のスーパーマーケットチェーン大手が相次いで、新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染を防ぐアクリル板を店頭のレジに設置する計画を発表した。アクリル板で客と従業員を隔て、感染を防ぐ一助とする。
最大手のウォルマートは米国内の4700店舗と傘下のサムズクラブ600店舗で3週間以内にアクリル板を設置する。床にはステッカーを張り、レジに並ぶ客が米疾病対策センター(CDC)の勧告に従って互いに1.8メートル以上の間隔を保てるようにする。
ショッピングカートは従業員がバックパック式のスプレーを使って消毒する。
同社は先週、営業時間の短縮を発表し、4月28日までは高齢客に限って毎週火曜日の開店時間を1時間早めている。
米国内で2200店舗を展開するアルバートソンズは2週間以内に全店舗にアクリル板を設置する。医薬品売り場やレジ周辺など待つ人が多い場所にはポスターを掲示して床にステッカーを張る。
スープなどのセルフサービス方式の販売は中止し、高齢者専用の買い物時間を設け、店内やショッピングカートは消毒の回数を増やしている。
ターゲットは25日、レジは1回使うごとに消毒を行うと発表した。レーンを開ける数は限定して、その間使わないレーンは徹底消毒する。再利用できる買い物袋の販売は中止し、一部の店で普段有料としているレジ袋は無料とする。
クローガーは全米の2700店舗にアクリル板やステッカーを導入。ホールフーズも全店舗でアクリル板を設置する。