新型コロナで店舗閉鎖の独立系書店、ネット注文急増で100人再雇用
(CNN) 米オレゴン州ポートランドに本社を置く独立系書店大手のパウエルズ・ブックスは、新型コロナウイルスの影響で一部の店舗の営業を停止したものの、ネットでの注文が急増したため、100人超の従業員を再雇用すると発表した。
オーナーで最高経営責任者(CEO)のエミリー・パウエル氏は顧客からの支援に謝意を示した。「親切な言葉や勇気を与えてくれるメッセージ、忍耐のためのアイデア、そして、書籍への注文には驚いた」とし、ネット注文によって100人を超える従業員をフルタイムで雇用することができたと報告した。
同社のウェブサイトによれば、530人超を雇用するパウエルズ・ブックスは独立系書店としては世界最大手だという。
全米で新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、パウエルズ・ブックスは3月15日に5店舗を閉鎖し、従業員の大部分を一時解雇していた。
CEOが3月17日に従業員にあてた手紙では、少なくとも8週間は店舗を再開できないとの見通しを示していた。