玩具レゴ、売上高14%増 新型コロナが追い風に

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レゴの今年1~6月期の売上高が前年同期比14%増となった/Fiona Goodall/Getty Images

レゴの今年1~6月期の売上高が前年同期比14%増となった/Fiona Goodall/Getty Images

ロンドン(CNN Business) デンマークの玩具メーカー、レゴが2日発表した今年1~6月期の決算は、売上高が前年同期比14%増、営業利益が同11%増の6億2200万ドル(約660億円)となった。

ニールス・クリスチャンセン最高経営責任者(CEO)は好決算の要因について、新型コロナウイルスの影響で小売店が営業を停止する状況で、電子商取引への投資が大きな追い風になったと指摘した。

好調なのはレゴだけではない。対人距離を保つ「ソーシャル・ディスタンシング」の規制に伴い、多くの人が新たな時間つぶしの方法を探すなか、ゲームメーカーは特需に沸いている。

任天堂はゲーム機「ニンテンドースイッチ」やゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」が引き続き売り上げをけん引し、4~6月期の営業利益は428%増となった。同社の株価は年初来35%高。

一方、米マテルやハズブロのような巨大玩具グループは苦戦が続く。こうした企業は直近の業績の大きな妨げとして、コロナ禍に関連した製造や流通の問題を挙げている。

マテルのイノン・クレイズCEOは7月の声明で、4~6月期の状況について「小売店の休業が広がり、流通面の課題も抱える中でのスタートとなり、四半期を通して新型コロナの影響を受けざるを得なかった」と指摘した。

ハズブロ株は年初来22%、マテル株は18%下落した。両社は現在、休暇シーズンでの挽回(ばんかい)に期待を寄せている。

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