客の手元にいち早く商品を、米ウォルマートの最新の発送戦略

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マサチューセッツ州セーレムの小型配送センターで働く米ウォルマートの従業員=2020年1月8日/Suzanne Kreiter/The Boston Globe/Getty Images

マサチューセッツ州セーレムの小型配送センターで働く米ウォルマートの従業員=2020年1月8日/Suzanne Kreiter/The Boston Globe/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米ウォルマートは27日、一部の店舗にオンライン注文専用の倉庫を併設し、ロボットを導入して作業を迅速化する計画を明らかにした。

計画によると、今後何年かのうちに数十カ所の店舗のバックヤードや隣接する敷地に、広さ約1900~2800平方メートルの小規模な倉庫を設ける。

ここでは人間に代わってロボットが、オンラインで注文された商品を拾い出す。これを受け取った従業員らが、持ち帰りや配達用に荷造りするスペースも設けられる。

現在はオンラインで注文を受けると、従業員が店頭で直接商品を拾い出しているため、通路が混雑するなどの弊害が指摘されてきた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、持ち帰りや配達を含むオンラインでの売り上げは急増している。ウォルマートでは5~7月に前年比97%増、8~10月に同79%増を記録した。

同社の幹部は26日、報道陣との電話会見で、専用倉庫の設置によって1時間以内の持ち帰りや配達が可能になると強調した。

米国ではほかに大手スーパーも、一部の店舗内に小規模な配送センターを設けて試験運用を始めている。

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