米東海岸で大規模なネット通信障害 ベライゾン回線が停止
ニューヨーク(CNN Business) 米東海岸で26日、インターネットに接続できなくなる大規模な障害が発生し、ユーザー数万人の在宅勤務や遠隔授業に支障をきたした。
ネット障害追跡サイトの「ダウンディテクター」によると、障害はボストンからニューヨーク、ワシントンにかけての広い地域で発生。Gメールやビデオ会議システム「ズーム」、ビジネス向けチャット「スラック」などが使えないとの報告もあった。
通信大手ベライゾンの光ファイバー回線網「フィオス」のサービスが停止したためとみられる。ベライゾンは障害発生を認めたが、ネット上のサービスが不安定になった根本原因だったのかどうかは言明しなかった。
連邦通信委員会(FCC)も障害の報告を受け、詳しく調べているとのコメントを出した。
ベライゾンから原因の説明はないが、同社は同日昼前に、ニューヨーク・ブルックリンで光ファイバーが断線し、復旧のめどが立たないとツイートした。
断線は工事中の事故や火災などで起きることがある。通常はほかの場所の回線を経由してしのぐ仕組みになっているが、在宅勤務などで回線が混雑している場合は通信速度が落ちる可能性もある。