米小売りや飲食、マスク着用のルールを更新 CDCの新指針受け
ニューヨーク(CNN Business) 米疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルス感染対策のマスク着用に関する新たな指針を発表したことを受け、米小売り、飲食チェーン大手もルールを見直している。
CDCの新たな指針は、感染率が「高い」または「かなり高い」とされる国内3分の2あまりの地域を対象に、ワクチン接種が完了した人にも屋内でのマスク着用を推奨している。
小売り最大手ウォルマートはこれを受け、感染率が「高い」または「かなり高い」感染拡大地域や、州当局などがマスクを義務化している場所では、全従業員に屋内での着用を義務付ける方針を示した。対象の事業所には傘下の会員制スーパー、サムズクラブの店舗や、配送センターも含まれる。
感染拡大地域では入店客にもマスク着用を呼び掛けるが、義務付けはしない。
小売り大手のターゲット、コストコもそれぞれ、感染拡大地域の店舗内で顧客の着用を推奨する。
ファストフード大手マクドナルドは3日、CNNの取材に対し、感染拡大地域の従業員と顧客にはワクチン接種が完了していても店内でのマスク着用を義務付ける方針を示した。ワクチン未接種の従業員、顧客にはもともと着用を義務化していた。
コーヒーチェーン大手スターバックスもワクチン接種の有無にかかわらず、顧客にマスク着用を促す。当局の規定で義務化されている地域では、店内での着用を義務付けるとしている。