運転支援機能使用中のテスラ車、緊急車両への衝突相次ぐ 米当局が調査
テスラは完全な自動運転技術を追求しており、オートパイロットを使用した車の方が、ドライバーの運転する車よりもマイル当たりの事故数が少ないことがデータで裏付けられていると説明する。ただし「現在のオートパイロット機能はドライバーによる積極的な監視を必要とし、完全自動運転ではない」と警告している。
NHTSAは今回の調査を通じ、オートパイロット機能使用中のドライバーによる監視や関与を徹底させるための技術や手段も含め、衝突事故の原因究明を進める。事故に関係した要因についても調査を予定している。
NHTSAは声明の中で、「現在市販されている自動車の中に、自分で走行できる能力をもつ車はない」「車両は全て、人間のドライバーによる制御を常時必要とする」と強調した。
今回の調査はテスラY、X、Sおよび3の2014~21年モデルが対象となる。