運転支援機能使用中のテスラ車、緊急車両への衝突相次ぐ 米当局が調査
ニューヨーク(CNN Business) 米電気自動車(EV)メーカー、テスラの車がオートパイロットなどの運転支援機能を使用中、事故現場で緊急車両に衝突する事故が少なくとも11件発生し、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が調査に乗り出した。
NHTSAによると、11件の事故のうち7件では、17人が負傷、1人が死亡していた。
問題のテスラ車は全て、オートパイロット機能か交通状況を認識して運転を制御する機能が作動した状態で事故現場を通りかかり、現場に到着していた緊急車両に衝突した。
調査対象の事故は2018年1月22日~21年7月10日の間に米国内の9州で発生。ほとんどが夜間の事故現場で、緊急車両のライトや照明に照らされた標識、三角コーンなどによる交通規制が敷かれていた。
テスラに調査についてコメントを求めたが、現時点で返答はない。