米ウォルマート、「留守宅の冷蔵庫へ直配」のサービス拡大へ
ニューヨーク(CNN Business) 米小売り大手ウォルマートは5日、配達員が客の留守宅に入り、食品を冷蔵庫まで直接届けるサービス「インホーム」の対象を、年内に3000万世帯まで拡大する方針を明らかにした。
同時にインホームの配達スタッフも増員する。時給は店員が12ドル(約1400円)からスタートするのに対し、1ドル50セント上積みされる。
インホームは会員制のサービスで、年会費148ドル。オンラインで食品を注文し、配達オプションの中から「インホーム」を選ぶ。配達員はカメラを装着し、スマートロックで留守宅に入る。利用者はそのライブ映像を携帯電話から見ることができる。
2019年にカンザスシティ、ピッツバーグ、ベロビーチの約100万世帯を対象にサービスが始まった。現在600万世帯で利用可能だが、会員数は公表されていない。今年は新たにダラス、ロサンゼルス、シカゴなどの都市に拡大する計画だ。
ライバルのネット通販大手アマゾンは、食品を利用者のガレージまで届ける無料サービス「インガレージ・デリバリー」を導入している。