知らずにしている7つの無駄遣い

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カードやネットで簡単に支払いを済ませる機会も増える中、節約のコツを専門家が解説
/Adobe Stock

カードやネットで簡単に支払いを済ませる機会も増える中、節約のコツを専門家が解説 /Adobe Stock

(CNN) インフレでほぼすべての価格が高騰している中、お金の使い方を把握しておくことはこれまで以上に重要だ。

だが時が経つにつれ、どんなに家計にうるさい消費者も、いつのまにか特定の支出に必要以上のお金を払っていたりする。

以下、よくありがちな無駄遣いと、節約のヒントを見てみよう。

1.銀行手数料

提携金融機関以外のATM(現金自動出入機)から現金を引き出す時の手数料にせよ、当座預金の月額手数料にせよ、ちょっとした手数料も積もり積もれば相当な額の無駄なお金になりかねない。価格比較サイトBankrateの調査によると、無利息型決済用預金(手数料無料の場合は除外)の昨年の平均月額手数料はわずか5ドル強。一方で、利息つき決済用預金で手数料免除の要件に該当しない場合は16ドルを超えた。

節約のヒント:銀行を変える。Bankrateによると、決済用預金の半数近くが月額手数料を設定していない。現在の決済用預金で月額手数料を払い続けなければならない場合、口座に支払われる利息を手数料が上回る可能性がある。

2.不要なセール購入品

定価より安く購入できた時の感動は否めない。だがセールだからといって不要なものにお金を払えば、あっという間に無駄遣い一直線だ。

節約のヒント:次にセール品を購入したくなったら、買う前に24時間我慢する。お買い得品を見つけた時の最初の興奮も薄れ、決済を控えることもできるだろう。

3.使わない定額サービス

金融機関チェースが昨年行った調査によると、消費者の70%以上が必要ではない、または希望しないサービスの継続利用料として毎月50ドル以上も支払っていることが判明した。ネット通販アプリDealNewsの消費者アナリスト、ジュリー・ラムホルド氏いわく、無料トライアルに登録して、お試し期間が終了した後もキャンセルし忘れていることが原因のひとつだ。

「こうしたものは自動決済に設定されているため、使わなくなっても代金を払い続けていることにすら気づかない」とラムホルド氏は付け加えた。「やすやすと金をドブに捨てるはめになる」

節約のヒント:自動決済の支払い方法をクレジットカードに設定している場合(支払い遅延を避ける賢い方法)、月々の明細を細かくチェックして、未使用の商品やサービスの代金はキャンセルする。

4.フードロス

自然資源防衛協議会(NRDC)によれば、米国では一度も手を付けられずに捨てられる食料が全体の40%にのぼる。家庭から出る食料廃棄量はこれより少ないかもしれないが、しなびたサラダ菜や外食で持ち帰った食べ残しを捨てているという点では誰もが同罪だ。

節約のヒント:スーパーに出かける前に冷蔵庫の中を確認し、すでにある食材を中心に食事の計画を立てる。そうすれば劣化する前に食品を確実に使い切ることができるだけでなく、無駄に食料品を買い足すことも少なくなる。

5.保証期間の延長

車や家電、その他電子機器の保証期間を延長すれば、将来的に修理した際の費用が相殺されることもある。だがラムホルド氏によれば、消費者にとって必ずしもお得だとは限らない。保証期間延長に支払う代金が将来的な修理費用を上回ることもあるし、修理が保証でカバーされないこともあるとラムホルド氏は言う。それに加え、多くのクレジットカードには一部購入品の保証期間延長サービスがついているため、すでに利用している保証に余計にお金を払っていることもありうる。

節約のヒント:有償の保証期間延長を利用する代わりに、緊急用口座に直接お金を預金して、万が一修理が必要になった場合に備えて貯蓄を検討する。すでに緊急用口座に十分貯蓄があるなら、この分の費用はまるまる浮かせることができる。

6.保険料の払い過ぎ

大半のサービス同様、住宅保険や自動車保険の費用は一般的に時間とともに値上がりする。だがしばらく保険業者を変えていないなら、もっといい保険料がないか探してみてもいいだろう。

「新規顧客には新規契約特典がついてくる」と言うのは、消費者向け貯蓄専門家のアンドレア・ウォロック氏だ。「安い保険料で補償が同じ、あるいはもっといい補償の保険が見つかることもある」

節約のヒント:TheZebra.comやPolicygeniusといったサイトをチェックして、保険料の見積もりを取る。現在の保険内容や業者に満足している場合でも、保険料見直しの交渉の際にこうした見積もりが武器になるかもしれない。

7.クレジットカードの利子

米消費者金融保護局(CFPB)によると、全米の一般家庭は高利子クレジットカードの利息支払いや手数料で年間平均1000ドルを支払っている。クレジットカードは便利なツールにもなりうるが、残高を翌月に繰り越せば、大きな負担となって家計に響くこともある。

節約のヒント:負債が発生した場合、既存の利用残高の清算に専念し、当面カードは凍結する。

「クレジットカードで債務を抱えているなら、カードを手放して現金支払いやデビットカードに切り替えるいいタイミングかもしれない」とラムホルド氏は助言した。

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