FRB、2カ月連続で0.75%の歴史的利上げ
ワシントン(CNN Business) 米連邦準備制度理事会(FRB)は27日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、6月に続き2カ月連続で0.75%の大幅利上げを承認した。わずか半年前までは考えられない措置だった。
前月に続く大幅利上げはインフレ抑制のための強硬策として全会一致で承認され、1980年代以来となる物価の上昇を抑え込むFRBの姿勢を鮮明にした。近代のFRBで2カ月連続で0.75%幅の利上げを行うのは初。
FRBの声明では「消費と生産に関する最近の指標は軟化している」と述べ、「ここ数カ月の雇用は堅調で、失業率は依然として低い」とした上で、「パンデミック(世界的大流行)に関連した需給の不均衡や、食品・エネルギー価格の高騰、広範な価格圧力を反映して」インフレは依然高止まりしているとした。
エネルギー価格の上昇については前月までも言及していたが、食品価格の高騰を分析に取り入れたのは初めて。