ロシア石油大手ルクオイル会長、病院の窓から転落死 モスクワ
モスクワ/ロンドン(CNN Business) ロシアの大手石油・ガス会社ルクオイルのラビル・マガノフ会長が、モスクワ市内の病院の窓から転落して死亡した。ロシア国営メディアが伝えた。
情報筋はロシア国営タス通信に「6階の窓から男性が転落し、けがを負って死亡した」と語った。
ルクオイルも1日付でウェブサイトに声明を掲載し、会長の死を公表した。
ルクオイルは会長が「重い疾患の末に他界した」と述べ、転落については触れなかった。「マガノフ会長は当社のみならず、ロシアの石油・ガス産業全体の発展に多大なる貢献をした」とも述べた。
ルクオイルはロシア第2の石油・ガス会社で、今年3月にはウクライナでの「武装紛争のできる限り早期の終結」を呼びかけたことで注目を浴びた。
当時、同社の取締役会は株主、従業員、顧客に宛てた声明の中で、「今回の悲劇で被害を受けたすべての犠牲者に、心からお見舞いを申し上げます」と述べ、さらに「当社は真摯(しんし)な交渉と外交を通じて恒久的な停戦と問題解決が実現することを強く支持します」と記した。